不動産売却を検討していると、どのぐらいの価格で売り出すのがいいのかと迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は、不動産売却時の売り出し価格の決め方について、手順や事前に準備しておくべきこと、注意点なども詳しく解説していきます。
不動産売却で売り出し価格を決めるためにしておくべき準備と手順
不動産の売り出し価格を決める手順はこちらです。
●不動産会社に査定依頼をする
●不動産会社に不動産の査定をしてもらう
●査定価格を踏まえて売り出し価格を決める
売り出し価格は売主が決めるものですが、適正な価格でないと損をしてしまったり、なかなか売れなかったりといった状況になってしまいます。
適正な価格とは、3か月ほどで売れる価格のことです。
適正な価格で売り出すためにも、プロである不動産会社に実際に見て査定してもらいましょう。
管理状況によっても査定価格は大きく変わってくるため、査定結果を知ることは大切です。
査定結果を受けたら、売主の事情も合わせて売り出し価格を決めていきます。
査定価格かそれより少し高めの価格設定をする場合が多いです。
売り出し価格を決める前の準備として、自分でも似たような物件の価格をWEBサイトなどで検索して相場を調べておくといいでしょう。
実際の売り出し価格を知ることで、価格決定の参考になるはずです。
また、住宅ローンが残っている場合は売却価格でローンを完済できるように、ローン残高よりも高い価格を設定しなければいけません。
事前にローン残高がいくらなのかも確認しておきましょう。
不動産売却で後悔しないための売り出し価格を決めるポイント
売り出し価格を決めるときには、注意しなければいけない点がいくつかあります。
●3か月ほどで売りたいなら最初から適正価格で売り出す
●値下げ価格を決めておく
●キリのいい売り出し価格は避ける
段階的に値下げしていく方法もありますが、早く売りたいなら最初から適正価格で売り出すべきです。
段階的な値下げをすると販売期間が長引く恐れがあります。
また、購入希望者による値引き交渉が行われるケースが多いため、最初からいくらまでの値引きに対応するか決めておくと損をせずに済むでしょう。
購入希望者がインターネットなどを経由して不動産検索を行うとき、キリのいい数字だと検索されづらくなってしまいます。
キリのよくない数字にしておけば、検索されやすく購入希望者にもお得に感じてもらえます。
