不動産購入を検討しているとき、同時に考えておきたいのが住宅ローンについてです。
住宅ローンには種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
最適な住宅ローンを選ぶために、住宅ローンの借入先と金利の種類をチェックしておきましょう。
不動産購入前に知っておく!公的融資と民間融資がある住宅ローンの種類
公的ローン
住宅ローンの借入先は、主に公的機関からの融資を受ける公的ローンと民間金融機関からの融資を受ける民間ローンに分けられます。
公的ローンとしては、財形融資と自治体融資の種類があります。
財形融資は、財形貯蓄を1年以上続けている人が対象です。
50万円以上の貯蓄残高があることも条件で、融資額は財形貯蓄残高の10倍以内。
ただし、最高額は4,000万円です。
自治体が住宅ローンを融資していることもあります。
居住歴や勤務先などが融資の条件となる場合が多く、住んでいる地域に公的ローンがあるかどうか調べてみる価値があります。
民間ローン
民間ローンの借入先は、都市銀行・地方銀行・生命保険会社・ノンバンクなど。
さらに、提携ローンと非提携ローンの2種類に分かれています。
提携ローンは、住宅を販売している不動産会社と金融機関が提携している住宅ローンです。
中には、不動産購入する人の勤務先と金融機関が提携していることもあります。
通常よりお得な金利で借り入れられるメリットなどがあり、提携ローンを利用できる金融機関はチェックしておくのがおすすめです。
非提携ローンは、提携ローン以外の民間融資による住宅ローンを指します。
不動産購入時に利用できる住宅ローンの金利の種類
固定金利
固定金利では、住宅ローンを契約したときの金利が返済するまで変わりません。
返済計画がシンプルで、金利が低いときに契約すればお得です。
逆に市場の金利が高いときに契約すると、返済期間中ずっと高い金利を支払い続けなければなりません。
一般に、金利の種類の中では高めに設定されるのもデメリットです。
固定金利選択型
固定金利選択型では、一定期間の金利が固定されます。
固定期間は、3年・5年・10年など。
固定期間終了時には、再び固定金利選択型か変動型を選び直します。
金利を選び直す際に金利が高くなっていると、不利になってしまう金利です。
変動型
変動型金利は、金融情勢次第で金利が変わっていきます。
年に数回の見直しがおこなわれ、市場金利が低くなれば返済が楽になります。
ただし、市場金利が高くなれば金利も高くなってしまうのがデメリットです。