住宅を購入する際には、住宅ローンを組む方が多いです。
ですが、住宅ローンは収入や職業などの基準を満たしていなければ審査が通らないこともあります。
今回は住宅ローンのフラット35について紹介していくので、不動産購入を考えている方は、住宅ローン選びの参考にしてみてください。
フラット35とはどんな住宅ローン？ローンを組む利用条件は？
フラット35は、固定金利の住宅ローンで、連帯保証人が不要という特徴があります。
フラット35を利用するための条件は複数あり、その条件を満たしていれば住宅ローンを組むことができます。
申込をする際の年齢が満70歳未満であることが条件になりますが、実子や孫を後継者にした、親子リレー返済をする場合には、満70歳以上でも申込ができます。
また、原則的には日本国籍を有している必要がありますが、外国籍の方も、「永住者」や「特別永住者」であれば、ローンを組むことができます。
現在返済中の借入を含め、年間合計返済額割合が年収400万円以下であれば30％未満、年収400万円以上であれば、35％となっていることが条件になります。
他にも、住宅に関する条件があります。
建築士資格を持っている専門家から検査を受け、住宅金融支援機構が定めている技術水準を満たしている必要があります。
他にも、一戸建てであれば床面積が70㎡以上、共同住宅であれば30㎡以上あることが条件となります。
フラット35を利用するメリットやデメリットを把握しておこう
フラット35のメリットは、固定金利になっているため、景気によって金利が左右されることがありません。
なので、計画的に返済をしていきやすく、返済中に金利が変動して返済期間が長引く心配もないので、安定した返済計画を進めることができます。
基本的に住宅ローンは、加入審査の際に安定した収入があるかを重要視されます。
ですが、フラット35は収入と物件の基準に満たしていれば借入ができるので、自営業や転職をしたばかりの方も申込しやすい住宅ローンとなっているのが魅力です。
逆に、フラット35のデメリットには、収入条件だけでなく物件条件もあるという点です。
物件条件については専門家からの検査を受ける必要があるので、物件審査に費用がかかります。
また、固定金利のフラット35は、他の変動金利の住宅ローンよりも金利が高く設定されているためその点は注意が必要です。
