不動産売却を検討するとき、「相見積もり」という言葉を聞くことがあるかもしれません。
しかし、不動産売買は人生で何度もあることではなく、相見積もりの意味を知らないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は不動産売却における「相見積もり」とは何か、また相見積もりを行うメリットについて解説していきます。
不動産売却における「相見積もり」とは何のこと?
不動産を売却するときに、最も気になるのが売却価格ではないでしょうか。
適正な売却価格で売り出せば、その分早く買い手が見つかるかもしれません。
この売却価格を決定するときに必要となるのが、見積もりです。
土地や不動産の条件などを査定してもらうことで価格の見積もりを取るのですが、不動産売却では相見積もりを取ることが大切です。
相見積もりとは、複数の会社から見積もりを取ること。
ただし、不動産の相見積もりには2種類あるので注意しましょう。
●買取の相見積もり
●仲介の相見積もり
まず、買取の相見積もりとは不動産会社に買い取ってもらう売却方法における見積もりです。
買取後、不動産会社が不動産を転売するときにリフォームなどで費用がかかるため、売却価格が相場より20%以上安くなるのが一般的。
次に仲介の見積もりとは、買主へ不動産売却を行うために不動産会社が仲介となるときの見積もりです。
仲介の見積もりでは買い手が現れるまで期間がかかってしまいますが、相場通りの価格で売れることが多いです。
不動産売却を行うときに「相見積もり」をするメリットとは?
不動産売却をするなら、相見積もりを取るメリットはいくつもあります。
●利益が増える
●売りたい不動産の適正価格を知ることができる
●不動産会社の営業担当の能力を見極められる
買取の相見積もりを取る場合、相見積もりを取ることで少しでも有利な価格を提示してもらえるでしょう。
複数の見積もりから自分の利益が大きい価格の会社を選べるため、少しでも高く買い取ってもらえます。
ただ、仲介の相見積もりの場合は金額が高ければいいわけではありません。
あまりに高い売却金額を提示すると、買い手が見つからない可能性も。
仲介の相見積もりを取ることで、適正価格を知ることができ売却期間を短くできるかもしれません。
また、不動産会社を選ぶときに大切なのは営業担当の能力です。
販売力や得意とするエリアなどを比較して、売りたい不動産に合った会社を選びましょう。