人生のなかでも、マイホームは大きな買い物となります。
それだけに「不動産購入の時期はいつが最適だろうか?」と悩む方も少なくないでしょう。
今回は、「個人の状況」と「社会的な状況」から、マイホーム購入に適した時期をさぐる目安を紹介します。
マイホーム購入を計画される方は、ぜひ参考にご覧ください。
年収など「個人の状況」を目安にした不動産購入の時期
ライフイベントは多くの人にとって、住まいを手に入れる好機となります。
とくに着目したいのは、結婚と出産、子どもの進学、昇格や昇給です。
結婚や出産などは、これからの計画を立てるタイミングや、家族が増えるタイミングです。
それにあわせて、よい子育て環境や間取りを検討しながら不動産購入をするのもよいでしょう。
昇格や昇給は、経済的な面からも、よいきっかけとなりますね。
世帯年収から不動産購入の時期を探ると、新築の場合は約700万円から、中古なら600万円後半からが目安といえます。
貯金額では、1,500万円ほどが目安のひとつにできますが、必ずしもこれだけの貯金が必要というわけではありません。
頭金を自己資金で用意しても、さらに500万円ほどの余裕がある貯金額であれば、検討するタイミングといえそうです。
また、不動産購入では住宅ローンを利用するケースがほとんどです。
そこで、はじめて不動産購を買う年齢は、30代後半から40代前半が目安になります。
多くの住宅ローンは、申し込みの年齢を20歳から70歳未満などに設定しています。
借入期間は最長35年ですが、逆算して、完済時にも無理のない年齢で申し込みをするのが理想的ですね。
金利など「社会的な状況」を目安にした不動産購入の時期
社会的な動きを見ても、不動産購入の時期を考えることができます。
たとえば、3月前後は新居へ引っ越しする人が増え、12月前後は、翌年の1月1日の所有者に対する固定資産税の課税を避けるため、年内に売却する人が多く、不動産購入するなら、これらの時期をはずす方がよいという見方があります。
ほかにも、住宅ローンの金利から時期を判断するのもよいでしょう。
近年は低金利が続いていますが、1.5%以下が購入の目安になります。
マイホーム計画がある場合は、自分にとって最適な時期をはかるためにも、金利の変動や不動産価格の推移は、常にチェックしておきたいですね。