不動産売却において、海外では主流の「ホームステージング」を知っていますか?
実は売却を成功に導くための手段として、近年、日本でも注目が集まっているのです。
今回は、不動産売却におけるホームステージングとは何か、費用やメリット・効果にフォーカスします。
不動産の売却を検討している方は、ぜひ今後の参考にしてみてくださいね。
不動産売却におけるホームステージングの費用は?
ホームステージングとは、「専門家に依頼して売却予定の不動産をコーディネートしてもらうこと」です。
中古住宅の取引が主流なアメリカなどの海外では、古くから活用されています。
不動産の雰囲気に合ったインテリアをそろえ、部屋をモデルルームのように整えると、部屋の印象ががらりと変わりますよ。
内見時の不動産の印象は、入室後6秒で決まるともいわれており、内装は重要な役割を担っているといえるでしょう。
ホームステージングは、空き家または住みながらの売却によって、プランが異なります。
空き家の場合の費用相場は、17万円から30万円程度です。
リビング・ダイニング・キッチンなどの部屋数や写真撮影も加えるかなどによって、費用は増えていきます。
広告の写真がよいと内見の案内につながるため、できれば取り入れるのがおすすめです。
住みながら売却する場合の費用相場は、4時間で5万円程度と割高なので注意しましょう。
不動産売却ならホームステージングがおすすめ!メリットや効果とは?
ホームステージングの大きなメリットは、「高値かつスピーディーに売却しやすい」ことです。
アメリカのコールドウェル銀行の調査によると、ホームステージングで不動産の売却額が6%もアップしたのだとか。
ホームステージングしなかった場合の売却額が、仮に3,000万円だとすると、6%加算では3,180万円になりますね。
これを踏まえて、6%以下だったとしてもホームステージングの費用は、回収できる可能性が高いといえそうです。
また、先述したとおり不動産の魅力が向上するため、内覧希望者の増加や好印象につながる効果も。
内覧希望者の数が多いほど、スピーディーな売却ができるため、売却活動におけるコストで得になるでしょう。
売却活動が長引くと、マイナスのイメージがつきやすく、値下げの対応になるケースもあるので注意が必要です。
ホームステージングの採用では、初期投資がかかるもののコストの面を考えても、総合的には有益といえるかもしれません。