マイホームを購入する場合、最初に必要になる費用として「頭金」や「手付金」「諸費用」などがあります。
これらの費用がどんな意味を持っているのか、わかりにくいという人も少なくないのではないでしょうか。
ここでは、マイホームを購入するときの頭金と手付金の違いや、諸費用の内訳について解説していきます。
マイホーム購入の際に支払う頭金と手付金の違いについて
マイホームを購入するときに、頭金や手付金という言葉が出てきますが、具体的な違いがわかりにくく混乱してしまう人もいるようです。
この2つのそれぞれの目的や意味は、次のようになります。
頭金とは
高額な費用が必要となるマイホームを購入する場合、多くの人が住宅ローンを利用します。
ほとんどの場合は、マイホーム購入代金の全額を住宅ローンでまかなうのではなく、一部分は現金で最初に支払うというのが一般的で、この費用のことを「頭金」と言います。
つまり、頭金にはマイホームの価格の一部を先払いするという意味合いがあります。
手付金とは
手付金は売買契約を結ぶ際に、たしかに契約が成立したということを示すための証拠の費用となります。
手付金もマイホームの価格の一部ですが、契約成立を意味するものとなります。
マイホーム購入時に頭金や手付金以外に必要となる諸費用とは
マイホームを購入する場合、家の代金以外に必要になる費用があり、そのことを諸費用と言います。
諸費用の主な内訳は次のとおりです。
●印紙税
●不動産取得税
●登録免許税
●固定資産税
●仲介手数料
●登記代行手数料
●住宅ローン事務手数料
●火災保険料・地震保険料
マイホーム購入時の頭金と手付金の必要性とローンを組む際の注意点
最近は、頭金ゼロでマイホームを購入することができることを謳ったフルローンや、少ない頭金でも利用可能な住宅ローンなどがあります。
もちろん、これらのローンを利用してマイホームを購入することは可能ですが、月々の返済額が大きくなったり、返済期限が長期にわたってしまったりするという注意点もあります。
長い目で考えた場合、頭金はできる限り多く支払っておいたほうが安心できます。
もしも少ない頭金や、頭金をまったく入れずに住宅ローンを利用する場合は、夫婦で働いていくことや、今後の生活設計などを考えながら、しっかりした返済計画を立てることが大切になってきます。