今回は、不動産の売却や購入を検討している方への参考情報として、不動産の売買契約書について解説します。
不動産における売買契約書とはどんな書類で、どんな内容が記載されているのか、不動産売買契約書においてチェックしておくべき注意点とはどこか、そんな基本のポイントを見ていきましょう。
不動産取引における売買契約書とは?
不動産売買契約書とは、売買取引の対象となる不動産について、売主と買主間における合意や取り決めの内容を盛り込んだ契約書のことです。
不動産売買契約書に記載される主な内容としては、対象となる不動産の売買代金、支払いの時期や手段、取引対象となる不動産の土地・建物の住所および面積、売主と買主の住所氏名などが挙げられます。
不動産売買契約書が作成される理由としては、以下の3点が挙げられます。
●不動産業者が守るべき宅地建物取引業法にて、契約書などの書面作成が義務づけられている
●売主と買主とのトラブルを避けるため、お互いの主張を書面に残す必要がある
●災害など不可抗力による賠償の責任は負わない旨を記載するなどして、万が一の際のリスク低減をする
不動産売買契約書は、売主と買主が署名捺印をすることで正式に不動産売買契約が締結される、まさに契約の証となる重要書類と言えます。
不動産取引における売買契約書の注意点
不動産売買契約書の作成自体は仲介する不動産業者がおこなってくれますが、そこに署名捺印をして契約締結したら原則として自己都合での契約解除はできず、どうしても契約解除する場合は違約金の支払いなどが必要になってきます。
だからこそ、売買契約書の内容をきちんと把握しておくことは重要です。
以下のような注意点をチェックしておきましょう。
●売買物件の表示内容や売買代金、手付金の金額、支払い期日など、不動産売買に関する内容
●手付金放棄による契約解除、契約違反時の解除など、契約解除に関する内容
●住宅ローン審査が通らなかった場合、売買契約を白紙に戻すローン特約に関する内容
●引き渡し前に火災や自然災害などで損害を受けた場合に、修繕費用の負担をどうするかを定めた危険負担に関する内容
●物件にあとから不具合が見つかった場合の、売主の契約不適合責任に関する内容
●物件の引き渡しや所有権移転登記の時期に関する内容
ほかに土地や抵当権に関する内容、租税公課の清算などについてもしっかり確認しましょう。
まとめ
今回は不動産の売買契約書について概要や注意点などを解説しました。
売買契約書は売買契約の証となる大切な書類であるため、その内容はしっかりチェックすることが大切です。
契約後にトラブルとならないよう、今回ご紹介した注意点をしっかり押さえておきましょう。
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