「不動産を購入しようと考えているけれど、名義を悩んでいる」「共同名義にしたいと相談したら反対されたけど、なぜだろう」このように悩んでいる人は多くいます。
今回は、不動産を共同名義にするメリットや注意点とは何か解説していきます。
購入を検討している人、特に千葉県の柏エリアに住んでいる人、住みたいと考えている人は必見です。
不動産の共同名義とは:メリットとデメリット
共同名義というと、いいイメージを持つ人と悪いイメージを持つ人に分かれます。
ここでは、メリットとデメリットについて見ていきましょう。
二重控除
最大のメリットは、購入時、売却時に個人ごとに控除が受けられる点です。
この控除とは、住宅ローン控除、譲渡所得税のことを指します。
1人で控除を受けるよりも減税額が多くなり、お得になるのです。
全員の承諾がなければ売却不可
不動産の売却時は、名義人全員の承諾が必要になります。
これは、持分の割合は関係なく、1割でも5割でも9割でも承認は必要です。
名義人全員から署名と捺印を集めることは簡単ではなく、トラブルに繋がりやすいでしょう。
不動産の共同名義とは:注意点
ここからは、不動産を共同名義にする注意点とは何か、解説していきます。
贈与税の対象になる可能性がある
共同名義にしたけれど仕事を辞めて収入がなくなり、1人が住宅ローンを支払う可能性もあります。
この場合、住宅ローンを支払いしていた人から支払ってもらっていた人への贈与と判断され、贈与税がかかる可能性があるのです。
支払いや出資を1人で行ってしまうことで、贈与と判断されてしまうので注意が必要です。
相続の対象になる
夫婦で共同名義にしていたが、夫が亡くなったとします。
この場合、夫婦の名義だったものが、妻と夫の相続人の名義に変更になります。
もし相続人が複数人いる場合は、全員が名義人になるのです。
名義人が増えることで、売却時の承認が難しくなっていきます。
離婚時のトラブルになりやすい
共同名義は名義人全員の承諾が必要ですが、これは離婚時のトラブルに繋がりやすい傾向にあります。
1人で売却を決定できないので話し合いが続き、弁護士が介入するというケースも珍しくありません。