マイホームを建てるときは、多くの方が方角を気にします。
また方角といえば、風水を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際、風水で良いとされる方角に玄関を設置したいと考える方もいますが、必ずしもそれがベストとは限りません。
今回は風水で良いとされる方角に玄関を設置できない場合、おすすめの方角はあるのか、見ていきたいと思います。
マイホームの玄関はどの方角がおすすめ?風水の吉方位とは
風水では、東南が吉方位といわれます。
東南には飛躍運や繁栄運があり、人の縁に恵まれるとされているそうです。
そもそも、東南は太陽が昇る方角で、日中は日当たりが良く、風水では良い気が入ってくる場所だと考えられています。
実際、朝出かけるときに太陽の光を浴びるのは気分が良く、やる気も出るので玄関の位置にピッタリです。
風水で良くない方角といわれているのが、北東と南西で鬼門といわれることもあります。
風水では、東南の方角が良いといわれますが、他の方角に玄関を設置するのもおすすめです。
たとえば、南向きの玄関は日当たりが良いですが玄関ドアが劣化しやすいため、北向きの玄関が良いという考え方もあります。
北向きの玄関は夏も比較的涼しいので、日差しを気にしたくない方におすすめです。
玄関先で知り合いと話す機会が多い方や、宅配ボックスを設置したい方も、日当たりが良い南向きより、影ができる北向き玄関にメリットを感じるでしょう。
東向きの玄関や西向きの玄関なら、日当たりの良い南側に居室を配置しやすいメリットがあります。
マイホームの玄関の方角を考えるときの注意点!地域によっておすすめは違う?
風水では東南が良いといわれていても、どうしてもその位置に玄関を設置できないケースもあります。
玄関は家の顔ですが、あくまでも家の一部分です。
玄関の位置にこだわりすぎて、居室の場所や生活動線に影響が出ないようにしましょう。
たとえば、玄関は東南にあり駐車場が西北にあると、車を駐車したら家の周りをぐるっと回って玄関まで行く必要があります。
毎日車を利用する人は、駐車場から玄関までの動線が悪く困ることに。
また、地域によって玄関があると良い方角は異なります。
降雪が多い地域では東南に雪が残りやすいため、東南に玄関を設置すると氷柱や雪で困ることがあるので、注意が必要です。
広い土地を購入するのが難しい都心部では、玄関を南に設置するとリビングが北側になるケースがあります。
マイホームを建てるときは、何を重視したいか家族で話し合って玄関の位置を決めましょう。