不動産を購入する場合、ほとんどの方が利用するであろう住宅ローンですが、返済方法にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ボーナス払いや繰上げ返済など、具体的な内容がわからないと決めきれないですよね。
そこで今回は、ボーナス払いのメリット・デメリットや月払いと繰り上げ返済との併用について解説します。
月々の住宅ローンの返済額を減らせる?ボーナス払いのメリット
ボーナス払いとは、借入金の返済を月々の返済分とボーナス月の返済分に分けて返済する方法で、ボーナス月の返済額は月々の返済額よりも多くなります。
ボーナス払いを利用するメリットは、月々のローンの返済額を減らせることです。
年に2回のボーナス払いでは、借入金の3~5割を返済額に設定するのが一般的なため、100%すべてを分割返済にするよりも、毎月の返済額を減らすことができます。
住宅ローンのボーナス払いには落とし穴も?知っておきたいデメリット
まとめて返済することで月々の返済額を減らせるボーナス払いですが、実は利息の総支払い額は増えるといったデメリットがあります。
また、ボーナスは会社の業績によって変動するのが一般的なため、通常よりもボーナスが減額されたときや、支給されなかった場合にリスクが伴うことも忘れてはいけません。
そのため、ボーナス払いを利用する場合は、ボーナスのみに頼るのではなく、余裕を持った資金調達が大切です。
また、返済額も慎重に決定しましょう。
ボーナス払いだけじゃない!住宅ローンは「繰上げ返済」という選択肢も
ローンの返済方法には、「繰上げ返済」といった選択肢もあります。
繰上げ返済とは、余力のある時に普段よりも多い金額を返済する方法です。
毎回ボーナスの額が一定とは限らないといった不安がある場合は、毎回決まった額を支払う必要があるボーナス払いよりも、余力のある時だけボーナスを返済に充てられる繰上げ返済がおすすめです。
ボーナス払いの場合、定年後に支払いが困難になるリスクもありますが、繰上げ返済であればそういった心配もありません。
月々の返済に加えて、定期的に繰上げ返済を行うことで、効率的にローンを返済することが可能です。