太陽光発電が付いている不動産は、売却する際にコツや特殊な手続きが必要なことをご存じでしょうか。
知らないでいると売値が下がったり、直前でばたばたしたりしてしまいます。
今回はそんな太陽光発電がある不動産を売却する際のコツと、必要な手続きについてご紹介します。
太陽光発電がある不動産を高く売却する方法とコツ
太陽光発電がある不動産を売却するには、大きく分けて3つの方法があります。
家ごと売却するか、太陽光発電を移設、もしくは解体して家だけを売却するかです。
まず、家ごと売却するのは太陽光発電の撤去費用をかけたくない方におすすめです。
通常150万円前後かかる設置費をかけずに利用できるので、太陽光発電に興味がある買い手が付きやすいというメリットもあります。
太陽光発電を移設する方法は、売主の引っ越し先でも太陽光発電を使いたい方におすすめです。
しかし、移設費用や引っ越し先の許可が必要になる点に注意しましょう。
そして、解体する方法は買主と売主のどちらも太陽光発電を必要としていない時におこなう方法です。
解体にかかる費用の目安は、太陽光パネル20枚で15万円ほどが相場です。
また、太陽光発電がある不動産を高く売るコツに関しては以下の3つが重要になります。
●太陽光発電を設置してから10年未満
●これまでの太陽光発電の収支データを提示する
●蓄電池が付いている
設置から10年未満の場合は、固定価格買取制度によって高く電力を買い取ってもらえるので需要が高いです。
ちなみに、発電量が10kw以上の場合はこの期間が20年になることも覚えておきましょう。
また、これまでの売電収入に関するデータはほとんどの方が気にする項目なのでしっかり提示してください。
蓄電池が搭載されていると、電力代が抑えられて、非常用電源として使えるため需要が高いです。
太陽光発電がある不動産を売却する際に必要な手続き
条件によって変わりますが、太陽光発電がある不動産を売却するときに必要な手続きは最大で4つです。
●経済産業省への名義変更
●電力会社への契約者と振込口座の変更手続き
●財産処分承認申請
●都道府県や市町村の補助金を受けた方の手続き
売主と買主双方の印鑑証明が必要だったり、流れがわかりにくかったりするなどの注意点が多いので、太陽光発電の販売業者に代行してもらうことも視野に入れましょう。