窓にはアルミサッシと樹脂サッシがあり、それぞれ断熱性能が異なります。
窓は家の断熱性能において重要な役割を担っているため、暮らしている地域や設置場所に適した種類を選ぶことが大切です。
そこで今回は、注文住宅の建設や住宅のリフォームをご検討中の方に向けて、窓の断熱性能を種類ごとに比較してご紹介いたします。
窓の断熱性能を比較しよう!アルミサッシの特徴
アルミサッシとは現在住宅に用いられている一般的な種類で、軽量ながら耐久性に優れており、腐食やサビなどにも強く、費用が安い点がメリットです。
しかし、樹脂サッシと比較すると断熱性能が低く、熱伝導率が高い点がデメリットとして挙げられます。
日本でのシェア率は80%以上を誇りますが、欧米では断熱性の高いほかの種類が普及しているのが現状です。
今後は日本でも省エネ性能が求められることを考慮すると、新築一戸建てやリフォームでアルミサッシを採用することは減少していくでしょう。
窓の断熱性能を比較しよう!樹脂サッシの特徴
樹脂サッシとは「塩化ビニール樹脂」を使用したサッシのことで、この素材はフライパンの取っ手などにも使われています。
ドイツの会社が省エネにつなげることを目的に、寒さに強い窓サッシを製造したのがはじまりです。
そのため断熱性能や気密性に優れており、現在日本国内の新築一戸建てでも、北海道では約90%、北東北3県では約50%のシェアを誇ります。
またアルミサッシと比較すると結露が生じにくく、防音性が高い点もメリットです。
しかし厚みを出して強度を上げているため、窓の開閉時に重みを感じてしまう点がデメリットとして挙げられます。
アルミサッシと比較すると、費用が2倍ほど高くなってしまう点にも注意が必要です。
複層ガラスの窓の断熱性能は昔と比較して向上している点にも注目
断熱性能を高めるためには、サッシのほかに窓ガラスの性能を高めることも大切です。
複層ガラスは2枚以上のガラスで空気の層を作り、空気層が断熱効果を高める仕組みで、その性能は年々向上しています。
なかでもガラスを3枚使用した「トリプルガラス」は空気層が2つあり、ガラスを2枚使用した「ペアガラス」よりもさらに断熱性が高くなるのでおすすめです。
空気層には「乾燥空気」を封入したタイプのほか、さらに断熱性の高い「アルゴンガス」や「クリプトンガス」を封入したタイプもあります。
ただし、断熱性能が高いほど費用も高くなるので注意しましょう。
まとめ
今回は、注文住宅の建設や住宅のリフォームをご検討中の方に向けて、窓の断熱性能を種類ごとに比較してご紹介いたしました。
サッシや窓は種類によって断熱性能が異なるため、地域や設置場所の気候などを考慮し、どのような種類を選べば良いか比較しながら検討しましょう。
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