住む場所を決めるとき、現状だけを見ていてはその土地のことがよくわからないケースがあります。
その場合、人口がどう変化しているのか、自治体がどのような取り組みをおこなっているかなどを知ることで、そこに住んだ際のビジョンを明確にできるでしょう。
今回は千葉県周辺で住まいをお探しの方に向けて、柏市の人口の推移やおこなっている取り組みをご紹介します。
千葉県柏市における人口の推移
まずは千葉県柏市の人口に関するデータをご紹介します。
令和2(2020)年の時点で柏市の人口は43万2,472人です。
これは千葉県内で5番目の数値ですが、注目すべきはその増加傾向です。
柏市の人口は戦後一貫して増加傾向が続いており、特に昭和35(1960)年から平成2(1990)年までは10%以上の増加率をキープしたため、市街化が大きく促進する要因となりました。
それ以降は増加率こそ低くなったものの依然人口は増え続けており、平成17(2005)年から平成22(2010)年の期間は、柏の葉キャンパス開発の影響もあって6.1%という高い増加率を示しています。
この柏の葉キャンパスとは、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」のもとで次世代環境都市として作られた都市です。
駅周辺には商業施設が集まるだけでなく豊かな自然も組み込まれており、人と環境にやさしいアーバンデザインの工夫が施されています。
つくばエクスプレスを使えば東京まで33分、高速道路や空港ルートが整えられているアクセスの良さも魅力といえるでしょう。
千葉県柏市の人口を増やす取り組み「柏の葉スマートシティ」とは?
千葉県柏市は独自の人口ビジョンを制定するなどさまざまな取り組みをおこなっています。
そのひとつとして「柏の葉スマートシティ」についてご紹介しましょう。
柏の葉スマートシティとは地球にやさしい「環境共生都市」、日本の活力となる「新産業創造都市」、あらゆる世代が健やかに暮らせる「健康長寿都市」を目指した都市構想です。
先述した柏の葉キャンパスのように人と自然が馴染んだ住みやすいまちづくりをおこない、同時に各種大学との共存も進めることで教育と人材育成にも力を入れています。
また、高齢化社会を迎えた日本において誰もが安全に安心して暮らせるまちづくりを目指し、医療情報の集積やウォーキングを促す街づくりなど、健康面に力を入れているのも特徴です。
柏の葉スマートシティは単に住みやすい都市をデザインするだけでなく、メンテナンスによる持続性の保持やプロモーションによる広報活動も積極的におこない、世界の未来像を具現化する試みを進めています。
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