今回は注文住宅の建築を検討している方にぜひ知っておいてもらいたい「住宅建築における儀式」について解説します。
地鎮祭・上棟式・竣工式、それぞれの儀式の概要を解説していきますので、どんな儀式なのかを知るための参考情報として、ぜひお役立てください。
住宅建築における儀式①地鎮祭とはどんな儀式?その概要について
地鎮祭とは「その土地にいる神様=氏神様に土地を使用する許しを請い、安全に住宅建築ができるよう、そして家が繁栄するよう祈念する」という目的でおこなわれるものです。
この地鎮祭は基本的に「建築吉日」と考えられている六曜の「大安」「先勝」「友引」の午前中におこなわれることが多いです。
神主を呼んで執りおこなう神式の地鎮祭が一般的で、土地の四隅に立てた青竹にしめ縄をつけ囲むようにして祭場をつくり「開式の辞」から地鎮祭を始めていきます。
そしていくつかの手順を踏み、お神酒で乾杯をして神饌品(神様に献上する飲食物)のおさがりをいただき、閉会の辞で地鎮祭を終えます。
神主へのお祝儀は「初穂料」と「奉献酒代」合わせて数万円程度が相場です。
住宅建築における儀式②上棟式とはどんな儀式?その概要について
上棟式とは、家の土台となる棟木を取り付けたあとに「竣工後の安全を願う」という目的でおこなわれる儀式です。
地鎮祭が神様に土地使用の許しを請う儀式であるのに対して、この上棟式は「建築職人の労をねぎらう」「工事関係者への挨拶」といった意味合いが強い儀式です。
「大安」「友引」「先勝」におこなわれることが多い点は地鎮祭と同じですが、地鎮祭が午前中におこなわれるのに対して、上棟式は棟上げ作業をしてからとなるため午後から夕方にかけてのスタートが一般的です。
そのため進行役は職人がつとめることがほとんどで、ご祝儀を渡す対象も職人です。
ご祝儀の額は棟梁へは2~3万円、他の職人には5,000~1万円程度が相場です。
住宅建築における儀式③竣工式とはどんな儀式?その概要について
竣工式とはその名のとおり、建物の竣工後におこなう儀式で、建物完成に対する感謝と今後の繁栄を祈念するものです。
ただし竣工式をおこなうことは必ずしも必要ではないので、今では竣工式の実施は商業施設やビルなどが中心で、一般の住宅での実施は少数派となっています。
ですから注文住宅の竣工式については、無理に実施する必要はまったくありません。
まとめ
今回は住宅建築における儀式である地鎮祭・上棟式・竣工式の概要をそれぞれご紹介しました。
地鎮祭・上棟式・竣工式は順番が決まっていますので、予定を立てて実施しましょう。
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